Web出張版

本誌では書き切れなかった取材時のこぼれ話などを、こちらでご紹介!

(あおい) -aoi-

和食一筋で20年のキャリアを有する店主の加藤健太さん。やはり、料理は楽しいですか。「楽しいとか面白いというよりも、自分のスキルによってお客さまに喜んでいただけることに誇りを感じています」。本誌で紹介した日本酒についても「もちろん、自分でおいしいと思うものを選んでいますが、『お客さまに喜んでいただけるもの』を大切な基準にしています」と語ります。こちらのオープンは2018年1月ですが、地元を中心としたお客さまのニーズに応える中で当初よりメニューが倍以上に増えたのだそう。「ご家族やお友達とコースをゆっくり楽しんだり、あるいはお一人でのんびりお酒を味わったり、お客さまが思い思いにくつろいでくださればと思っています」。そんな加藤さんに今後の目標を伺うと、「例えば、ご夫婦で来られていたお客さまにお子さまが生まれ、お食い初めや七五三、入学祝いなど折々でご利用いただく。そんなふうに、この店がお客さまのライフサイクルの一環になれたらうれしいですね。そうしたお客さまに寄り添うようにして、自分も料理人として成長できたらと思っています」。
https://hitosara.com/contents/sotetsu_meiten/st_00036/

Wild Gybe (ワイルド ジャイブ) 瀬谷店

カクテルコンペティションで部門優勝を含め幾つもの受賞歴を誇る店長の佐々木陽祐(ようすけ)さん。「単にお酒を提供するだけでなく、その歴史や文化的背景などもお伝えするように心掛けています。その方がお酒がおいしく感じられると思うので」と語ります。佐々木さんは高校卒業後、自衛隊で4年間勤務し、バーテンダーに転じた経歴の持ち主です。「何よりもバーの雰囲気が好きなんです」と佐々木さん。「特にこの店は商店街の中にあるため、老若男女さまざまな世代の地元の方がお見えになります。お客さま一人一人の気持ちに応えるのは難しいですが、その分、大きなやりがいを感じています」と語ります。こちらは開店して25年以上になるんですよね。「私はここに勤めてまだ6年ほどです。お客さまの中には20年以上通われている方もいて、私よりもよほど店のことに詳しいんです」と苦笑する佐々木さん。自分がお酒について説明し、お客さまから街の歴史などを教わる。そうした会話が何よりも楽しいと、終始にこやかに語る佐々木さんでした。

POCO A POCO (ポコ ア ポコ)

ともにソムリエ歴20年以上の成瀬徳郎さん、正子さんご夫妻。ワインの魅力について伺うと、徳郎さんは「ワインの一番の魅力は『時間の経過』が感じられるところ。それと、つくり手の哲学が感じられるところも面白いですね。例えば、今回ご紹介した『KUSUDA』は日本人がニュージーランドで自らのワイナリーを開き、つくり上げたワインです。そういったドラマにも心引かれますよね」と、とうとうと語ります。一方の正子さんは「つくり手や産地などについて勉強する楽しさがあります。知れば知るほど、自分はまだまだだと実感し、もっと勉強しなければという思いにかられます」と述べます。その言葉を受けて徳郎さんは「料理との相性なども、研究をするほどに奥深いなと実感します。それと、ワインのエモーショナルな感じって他では味わえないものだと思うのですが……」と言葉が止まりません。続けて、徳郎さんが「ワインの魅力はとても一言では表せない、と書いておいてください」といい、お二人そろって笑顔を浮かべるのでした。
https://pocoapoco.wine