TOP 相鉄で働く人 Interview05

Interview 05

「現状維持は退歩」という考えのもと
しなやかに変化し、

攻めの姿勢で進化する
1992年入社
相鉄ローゼン株式会社  
取締役執行役員 
経営管理本部長

※所属・役職・記載内容は取材当時のものです

SOTETSU Holdings

略歴

1992年
相模鉄道(株)(現 相鉄ホールディングス(株))入社
1993年
運輸営業本部横浜管区
1994年
運輸営業本部かしわ台車掌区
1994年
総務部広報課
1998年
社団法人日本民営鉄道協会派遣
2011年
経営戦略室(第一統括担当)課長
2013年
総務部課長(秘書担当)
2015年
(株)サンルート出向 ホテルサンルート大阪なんば副総支配人
2017年
(株)相鉄インターナショナル韓国出向 副社長
2019年
経営戦略室部長(第三統括担当)
2021年
相鉄ローゼン(株)出向 取締役執行役員経営管理本部長

これまでに経験してきた仕事

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私が入社した1992年はまだホールディングス制に移行する前で、「相模鉄道株式会社」からキャリアがスタートしました。当時は技術系以外の社員は駅係員からキャリアが始まり、一部の社員は車掌や運転士を経験するのが一般的でした。私は車掌まで経験し、その後は相模鉄道の広報へ配属となりました。
広報といえば、現場から離れて社内業務が中心と思う方もいるかもしれませんが、社内報やお客様向けPR誌の作成、マスコミ対応などを行いながら、鉄道を利用するお客様の窓口としての役目も担っていました。私は広報として働く中で、現在にも深く根付く考え方を養いました。それは、広報は決して会社側の論理に立ってはいけないということ。会社よりも、お客様に近い立場であるともいえます。ですから私は、お客様からご意見を承った際は、お客様の立場に立って誠心誠意改善していくよう努めてきました。
そのような仕事に対する姿勢を身につけた後は、日本民営鉄道協会の広報部門、経営戦略室の課長、秘書課長、ビジネスホテル会社の副総支配人、相鉄インターナショナル韓国の新規ブランドホテルの立ち上げなど、目まぐるしい日々を過ごしてきました。中でも印象深いのは、2009年に相模鉄道が相鉄ホールディングスとして生まれ変わったことと、相鉄ローゼンと丸紅との資本業務提携の仕事を担当したことです。提携に係るすべてのやりとりの窓口として私が業務を担当することになり、内容の複雑さも然り、相鉄にとって非常に重要で意味のある仕事を一任されているというやりがいに溢れていました。

現在の仕事内容

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現在は相鉄ローゼンの取締役執行役員として総務人事や経理、DX・ICT部門、店舗開発、経営管理を所管しています。食品スーパーマーケットは今、新型コロナウィルス感染症が収束しつつある中、ロシアのウクライナ侵攻や世界的なインフレなどが原因で食品の価格が大幅に上昇しており、顧客獲得が大変厳しい状況です。このような中で、いかにローゼンというスーパーを「また行きたくなるお店」にするかという大命題に取り組んでいます。そのためにお客様が実際に店舗でお買い物をする以外の選択肢を増やし、売上向上に繋がる取り組みを推進しています。具体的には、「ラストワンマイル」の取り組みとして、営業を担当する社員と共に、未開拓の客層へアプローチする施策を実施しています。現在は移動スーパーやクイックコマースの導入を行い、ローゼンの価値向上を後押ししています。

仕事の難しさややりがい

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私は仕事をよく「拾って」くるのです。どういうことかと言うと、枠に収まった仕事や与えられた仕事をするのではなく、たとえばローゼンに売上が1円や2円でももたらせるのなら、それを実行しない選択肢はありません。「現状維持は退歩である」と管理職当時の社長もよく口にしていました。これまでを振り返ってみても、私が仕事をする上での譲れない信念やポリシーは、そういった考え方から来ていると思っています。
広報担当だったとき、これまでの業務範囲の枠を超えて、新しいことを1〜2個盛り込みながら仕事をするように仕込まれました。「総務部の業務分掌」には「その他どこにも属さない業務」もあるのですよね。そういった経験のもと、今も経営管理本部としての枠組みを超えて、新しい仕事を見つけて拾ってしまうのです。
小さなことでも何か一つ始めれば、必ずそれに対する結果や成果が表れてくるのでそこにやはりやりがいを感じます。次から次へといろいろな仕事や無理難題を振られる部下や仲間には申し訳ない気もしますが、皆小言を漏らしながらも、すべて必ずやり切ってくれることにも感謝の気持ちでいっぱいです。

相鉄ホールディングスの魅力

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グループ内にはまったく違う事業を行う会社が多数あるため、グループ会社間異動となると転職したような気持ちになります。ただ、本当の転職と違って、人脈は生きたままの形になるので、その人脈が役に立つことがすごく多いです。グループでの集合研修も行っており、入社当初から同期の連帯感が生まれることも相鉄の魅力。この同期の繋がりが今後の仕事に活きてくることが多いと私自身も感じています。私も課長昇格時のグループ研修で知り合った社員や経営戦略室時代にお世話になった社員がローゼンにたくさんいまして、今、一緒に仕事をしています。長い年月を振り返ると、穏やかな日々ばかりではありませんが、そうした仲間やグループ会社と一緒に新しいことを仕掛け、さまざまなグループとの連携のもと会社を発展させていくことができるのは相鉄の魅力であり、他社と異なる特徴といえます。

今後の目標

現在の会社の目標は、相鉄ローゼンを2030年までに営業利益30億円の会社に成長させることです。そしてその先に、まだまだ新しい取り組みを仕掛けていきたいと考えています。個人の目標といえば、これまで運輸業、流通業、ホテル業を経験してきましたが、そんな私もまだ不動産業の経験がありません。いつかは不動産業も経験してみたいですし、海外事業も再度挑戦したいと考えています。かくいう私は英語を話すことができませんが、まだまだチャレンジ精神を忘れず、挑戦し続けたいと思います。ピンチはチャンスという言葉があります。平穏でかつ業績が良いときは、変化させることは難しいと思います。しかし、ピンチのときこそ、「変える」チャンスです。常に新しいことや変えることにチャレンジする方、そして私が「拾って」きてしまった仕事に一緒に取り組んでくれる方と働けることを楽しみにしています。

9:00
出社
10:00
1日のスケジュール整理と朝のミーティング
12:00
ランチ 近くのお店に同僚と一緒に行きます。
15:00
クライアントとの打ち合わせ
最近はZOOMでの打ち合わせも増えています。
17:00
翌日のタスクの整理をします
18:30
退勤
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