Structure Joint(側組立+屋根組立)

側組立+屋根組立

13000系の1両の長さは約20mですが、車両の側面を構成する「側構体」は、複数の「側ブロック」を組み合わせて1両分の構体を形成します。

これらのブロックを組み合わせる作業には、熟練した技術が必要です。サイズや位置を正確に調整するための鋭い観察力や、歪みを修正し、隙間なく溶接するための繊細な手作業によって、強度を備えた側構体が完成します。
屋根構体の組み立て作業では、車両の上部を覆う屋根部分を反転させ、裏返しの状態で部品の取り付けを行います。機械と手作業を組み合わせて骨組を溶接し、約20mの構体を形成していきますが、この作業にも高い技術が求められます。

打ち出し板金作業
ハンマーで叩いて板面の歪みを矯正
骨組に合わせて曲面を調整
完成した1両分の側構体
エッジの角度を微調整
手作業による溶接作業
前照灯ユニット部分
約20mの屋根構体