特命担当として、
ホームドアの全駅設置を計画

入社から約6年間、駅やトンネルといった構造物の保守点検を行う営繕区に勤務した後、施設計画課へ異動しました。現在は特命担当として、ホームドアの全駅整備に向けた準備を進めています。私は土木担当として、既存のホームがホームドアを載せる強度を持っているのか、強度が足りない場合はどのような補強を行うべきか、といった設計・計画を行っています。駅によっては、夜間にホームを壊して補強工事を行い、始発までに元に戻す必要があります。いかに時間を掛けず、お客さまにご迷惑をおかけすることなく完了できるか、これまでの経験を活かしながら慎重に検討しています。

トンネルと鋼橋梁のすべてを
任された入社2年目

施設部営繕区で、トンネルと鋼橋梁の点検を担当していた入社2年目。全路線の全箇所に足を運び、自分の目で確認していく中で、「ここは、こう補修すべきではないか」というアイデアが浮かんできました。そこで、点検結果を報告するだけでなく、補修計画も同時に提案したのです。すると上司や先輩が、まだ未熟な私の意見を評価してくれて、補修工事の工事担当に任命されることになりました。どうしたら短い工期で、騒音等を抑えて実施できるか、多くの人と相談しながら工事計画を立て補修を実施してきました。現在の仕事は、当時の私に工事を発注する立場なので、点検から工事までのすべてを担当した経験は貴重な財産となっています。

その仕事がどんな未来につながるか、
考えよう

お客さまに選ばれる路線になるには、「今」だけでなく「未来」を考えて行動することが大事だと思っています。ホームドアを設置すると、あとからホームに手を加えるのは難しくなります。ホームが狭くなっていたり、傾斜があったり、表面が傷んでいたりする場合には、まずホームそのものの将来を見通し、経年劣化なども考慮して、可能な限りの改修を施しておく必要があります。ホーム部分には電気・機械系の設備が設置されているので、他部署との綿密な確認も不可欠です。たとえば点字ブロックが一部はがれているだけで、目の不自由な方には大きな危険となります。自分の一つひとつの仕事がどんな未来につながるのか、常に意識していきたいと思います。

魅力がたくさんの会社です

トンネルの補修や駅舎の更新といった構造物の延命化を図る仕事もあれば、相互直通線や高架化、地下化といった連続立体交差化事業等の大規模な仕事に関わるチャンスがたくさんあるのが、一番の魅力です。相模鉄道は、どのように進化しなければならないか。真剣に考えてくれる方と、ぜひ一緒に仕事がしたいと思います。

※インタビュー内容は取材時のものです

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