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2021年度 鉄道・バス設備投資計画 安全対策とサービスの向上に総額165億円【相鉄グループ】

ホームドアを7駅に設置、相鉄・東急直通線用車両4編成を導入

相鉄グループ

相鉄グループでは、2021年度に運輸業において、総額165億円(鉄道事業157億円・バス事業8億円)の設備投資を実施します。

鉄道事業〔相模鉄道㈱:本社・横浜市西区、社長・千原 広司〕では、駅ホームにおける安全と安定輸送を確保するため、全駅へのホームドア設置に向けた整備工事を進めており、今年度は、西谷、希望ケ丘、鶴ケ峰、かしわ台、瀬谷、相模大塚、さがみ野の7駅に順次設置します。また、2022年度下期に開業を予定している相鉄・東急直通線用として、前年度までに導入した「20000系」7編成に続き、今年度は新型車両となる「21000系」を4編成導入します。

その他、各種保安設備の更新により、さらなる安全性の向上を図るほか、お客さまへのサービス向上を図るため、既存駅舎などのリニューアルを引き続き実施します。

バス事業〔相鉄バス㈱:本社・横浜市西区、社長・菅谷 雅夫〕では、大型乗合バス16両(うちハイブリッドバス8両)、コミュニティバス2両を導入します。

大和駅に設置したホームドア
相鉄・東急直通線の開業に向けて導入する 新型車両「21000系」(イメージ)

[鉄道事業]157億円

(記号:◎今年度竣工予定・○継続)

1. 安全・安定輸送の確保

○ホームドアの設置
駅ホームにおける安全性向上のため、今後、相鉄線全駅にホームドアを順次設置します。今年度は、西谷、希望ケ丘、鶴ケ峰、かしわ台、瀬谷、相模大塚、さがみ野の7駅に設置します。
なお、ホームドアの設置にあたっては、国および地方自治体の協力のもとに進めてまいります。
【2020年度までに設置済みの駅】横浜駅、羽沢横浜国大駅、二俣川駅、大和駅、湘南台駅

二俣川駅のホームドア

◎相模鉄道本線(星川駅~天王町駅)連続立体交差事業
踏切事故と交通渋滞の解消や地域の一体化を図るため、2018年11月に星川駅と天王町駅を含めた上下線約1.8km(工事区間)を高架化しました。
今年度も引き続き、星川駅・天王町駅の駅舎改良や車両留置線の整備を進めます。野村不動産㈱の協力を得て、5月29日(土)からは天王町駅の新改札口となる「YBP口(横浜ビジネスパーク口)」を使用開始します。
なお、本事業は横浜市の都市計画事業です。

天王町駅改良工事の様子

○線路の改良
今年度も引き続き、本線の軌道の改良(主に道床※1の交換)を実施し、列車の騒音、振動を低減するとともに、安全性強化を図ります。

軌道改良工事の様子

2. サービスの向上

○新型車両「21000系」の導入
2022年度下期に開業を予定している相鉄・東急直通線用の新型車両「21000系」を順次導入します。
今年度は、4編成・32両を導入する予定です。

○海老名駅総合改善事業
鉄道駅総合改善事業(形成計画事業)として、北口および南口2階への改札口の増設、ホームドアの新設、生活支援施設の整備を実施するとともに、駅舎の建て替えを行います。今年度は、新駅舎の基礎杭構築、北口改札新設に向けた準備工事などを予定しています。

相鉄線 海老名駅完成イメージ

※イメージ図は、現時点での完成イメージであり、変更となる可能性があります。

[バス事業] 8億円

(記号:◎今年度導入予定)

◎乗合バスの導入(18両)

ドライバー異常時対応システム(EDSS)※2付きバス16両(うちハイブリッドバス※38両を含む)、コミュニティバス2両を導入します。

導入予定のハイブリッドバス

※1 道床とは・・・
レールおよびマクラギを支持し、路盤に列車の荷重を分布させる線路砕石。
※2 ドライバー異常時対応システム(EDSS)とは・・・
EDSS(エマージェンシー・ドライビング・ストップ・システム)の略。
運転士に異常が発生した場合、運転席と客席最前部に設置された非常ボタンにより車両を緊急停止させる安全装置。装置が作動すると徐々に車が減速し、警告灯ハザード、クラクションにて乗客および周囲に緊急停止を報知します。また、バスロケーションシステムを利用して、異常発生を営業所へ知らせます。
※3 ハイブリッドバスとは・・・
環境への一層の配慮および燃料費などのトータルコストを低減できるバス。



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